初級編では「まずは縦と横のラインに注目」という話をしました。
では下の例をご覧ください。赤いマスに入る数字はなんでしょう?
しかし、初級編でやった縦ライン・横ラインをやってみると、真ん中の3x3マスに引かれる線が足りません。
4行目にも5行目にも、3が入っていいように見えますよね?
左上の3x3にある3から、下にラインを引きます。すると、左中央の3x3マスでは、緑色で3と書いたマスのどちらかに必ず3が入ることがわかります。
緑色の数字で表した「仮に数字を置いておく」ことを仮置きと呼びます。
つまり、どちらのマスに3が来ることになっても、左中央の3x3の5行目には必ず「3」が入ることになります。
これを利用して、緑のラインを横に引きました。すると、真ん中の3x3に「3」が入るマスは1つだけ、赤いマスだけになります。
仮置きはとても有効かつ重要なテクニックであり、解き方のパターンはまだまだあります。
仮置きラインの応用編です。赤マスには6が入ります。さてどうしてでしょう?
左上の3x3と右上の3x3は、双方とも1行目か3行目かのどちらかに「6」が入ります。
つまり、中央上の3x3は2行目に6を入れるしかなくなるのです。
以上で中級編は終わりです。仮置きが必要な問題はぐっと難易度があがります。まめな仮置きが光明を見出すときも多いので、詰まったら仮置きをしてみることをおススメします。